レジリエンスとは?逆境を乗り切るしなやかさと最強の精神回復力

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「レジリエンス」とは、「弾力性」「回復力」「柔軟性」「しなやかさ」を表す言葉です。

心理学の文脈では、トラブルや困難な状況に適応し、逆境を克服し回復する能力として用いられます。ビジネスにおいても、困難や逆境を乗り越え、回復するための能力であるレジリエンスがますます重要視されています。この記事では、レジリエンスについて解説します。


「レジリエンス」の鍛え方 世界のエリートがIQ・学歴よりも重視! [ 久世浩司 ]

レジリエンスとは?

レジリエンス(Resilience)とは、外的な衝撃にも、折れることなく、立ち直ることのできる「しなやかな強さ」のことです。

「レ ジリエンス」とは、もともとは「反発性」「弾力性」を示す物理の用語でした。ここから、「外からの力が加わっても、また元の姿に戻れる力」という意味で使 われるようになりました。

「レジリエンス」の対義語は「脆弱性(vulnerability)」です。単独で「レジリエンス」という言葉を理解するのが難しい場合でも、「もろさの対義語」と捉えると、その意味が理解しやすくなるでしょう。外部からの圧力がかかり、一度は押しつぶされたとしても、迅速にその圧力に対抗し、自己回復する力こそがレジリエンスの本質です。

レジリエンスが注目される背景

社会やビジネスの状況が急激に変化している昨今、ビジネスの世界では「レジリエンス」という言葉が注目されています。環境問題、新型コロナウイルス、ウクライナ情勢、為替の変動など、ここ数年で社会や市場が予測困難な変化に見舞われており、変化が激しいためです。

大きな変化が続く中、企業が成功を続けるためには、どんな危機や困難にも柔軟に対処し、乗り越える能力が必要です。

さらに、健康経営の観点からも、従業員のメンタルヘルスを考慮し、経営面での成果を期待できる「健康経営」が重要視されています。このため、従業員のレジリエンスを高めることが、企業の成功につながると考えられています。これらの理由から、個人や組織にとって、レジリエンスに対する関心が高まっているのです。

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